후리가나로 읽는 일본 고전
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じしんなまず
地震なまず
武者 金吉
武者 金吉의 地震なまず(じしんなまず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 98,954자 · 195화면
それからまた地震があった。すると白浪がまくれて来て、その後ろから高い真黒な浪が進んで来た。光った所は馬田岬と鐙岬の中間である。
平田部落の岡田留七という人の語るところはこうである。地震の後でドンという音がした。それから三分か五分すると、サワサワという音がした。それから一、二分の後、自分の兄が戸を叩いた。兄は明治二十九年の津浪の時には錨を入れてある船は流失をまぬがれたので、念のため錨を入れておこうと海岸に出て、綱をほどいていると、潮が引き出した。錨を投げ込んだ時分には退潮が烈しくなったので、津浪が来るのではないかと思ったが、みだりに騒ぎ立てて万一津浪が来なかった場合には、村の人々から非難されるであろうと、決心しかねて自分の家を叩き起こしたのであった。その時電燈が消え、馬田岬の右の所から光を発した。下の方からピカーッと光った。非常に強い光で、何回も光ったようだった。そこで自分は逃げた。村の人たちも「オカタがさきになったりワラシが後になったりして」逃げた。三町ほど逃げた時、岸へ浪が来た。音のしたのも馬田岬の方であった(註、オカタは女房、ワラシは子どものこと)。