후리가나로 읽는 일본 고전
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やまとこじふうぶつし
大和古寺風物誌
亀井 勝一郎
亀井 勝一郎의 大和古寺風物誌(やまとこじふうぶつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 108,647자 · 215화면
山形の白壁は桑の葉を映すためにあるようにさえ思われた。
大和古寺の土塀や奈良近郊の民家の築地は、そう鮮かなものではなく、赤土のまじった、古びた地味な感じのするのが多い。よくみると繊細な技巧の跡がうかがわれる。そして崩れたままにしてあるところに、古都の余香が、或は古都のたしなみとも云うべきものが感ぜられる。かような塀にふさわしいものは何であろうか。薬師寺の辺りを歩いていたとき、私はふとそれを見出した。朝鮮服をまとうたひとりの貧しい老婆であった。黒い袴に白い上衣をきて、紐を大きく胸のあたりにむすんだのが、歩くたびにゆらりゆらりとゆれる。右腕に古びた壺を一つ抱えている。その侘しい姿が、陽炎のまつわる崩れた土塀に沿うてとぼとぼこちらへ歩いて来たとき、私ははじめて廃墟の完璧な姿に出会ったように思った。これは古の百済の民の亡霊なのであろうか。嘗つて我が国に数多く帰化し、我々の祖先とともに大伽藍を建立した人々の末裔――。大和の春を思うたびに私の心に浮ぶのは、このかなしい零落の姿である。
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「月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人なり。船の上に生涯をうかべ、馬の口とらへて老をむかふる者は、日々旅にして、旅を栖とす。