후리가나로 읽는 일본 고전
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やまとこじふうぶつし
大和古寺風物誌
亀井 勝一郎
亀井 勝一郎의 大和古寺風物誌(やまとこじふうぶつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 108,647자 · 215화면
またかような大規模の造営に際して、役人が民草を強いて働かしめることなきよう細心の注意を告げられ、たとい一枝の草一把の土でも、助けようと欲するものにはこれをゆるせと仰せられている。即ち天皇の祈念されたところは、全国民が一致して、自発的にこの壮大な地上天国をうちたてることであった。信仰を導きとして、豪壮無比の大芸術品を地上に構想されたのである。上宮太子の「和」の精神をも、必ずや大伽藍の上に夢みておられたであろう。
この詔が発せられて、大仏殿が実際に建立され、大仏の開眼供養が行われたのはおよそ九年の後、天平勝宝四年の四月であった。これよりさき聖武天皇は出家されたので太上天皇と申し上げ、光明皇后は皇太后と申し上げた。すでに孝謙天皇に位を譲られた後であるが、開眼供養の当日には三方おそろいにて出御され、文武百官、一万二十六人の僧侶が大仏殿に参集したと伝えられている。堂上堂下は花をもってうずめられ、五色の幡がひらめき、放鳥と空中より降らす花のあいだに諸々の音楽と舞踊が行われ、読経の声は潮のごとく奈良の山々にひびいたといわれる。また東大寺の門前には数万の民草がひしめきあいながらこの盛儀を拝していた。