후리가나로 읽는 일본 고전
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やまとこじふうぶつし
大和古寺風物誌
亀井 勝一郎
亀井 勝一郎의 大和古寺風物誌(やまとこじふうぶつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 108,647자 · 215화면
藤原氏の、外戚としての勢望益々盛んだった時代であるから、藤原氏との間に不如意の事もあったようである。不覊の夢を抱かれた帝は、宗教を稍々もすれば経済の側から限定し、一族栄華の手段とするごとき臣とは、根本において相いれず、美と信仰に殉ぜられんとしたのであろうか。それとも当時の思想的昏迷が政略とむすびついて、この徹底した御挙措を政変の因たらしめたのであろうか。或は理想と現実との相剋――いつの世にもみらるる現実家の、狂熱的夢想を傷つける策謀を私は想像してもみた。晩年近く、全く時代の中枢を離れ、寂寥の日々を送られたという帝は、畢竟生涯を大伽藍のために燃焼しつくし給うたのであろう。思いきって純粋に、まさに乾坤一擲の大創作に生命を傾けられたのであったろう。私はそこに大浪曼家の孤高を偲ぶのである。
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ところでかく身命をつくして造営された大伽藍が、一朝にして灰燼に帰したのは、治承四年十二月二十八日のことである。すでに四百三十年の歳月が流れ、頃は源平合戦の平安末期に移る。平清盛の専横に抗して、頼政をはじめ、伊豆の頼朝、木曾の義仲等源氏の一党が、以仁王の令旨を奉じて一斉に挙兵した年である。