일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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やまとこじふうぶつし

大和古寺風物誌

亀井 勝一郎

亀井 勝一郎의 大和古寺風物誌(やまとこじふうぶつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 108,647자 · 215화면

아오조라 문고

次のような記述を私は忘れることが出来ない。

「タイチに於ては、太陽の光線が、男女両性へ同じように光りを投げかけるように、森林や海岸の空気が、皆の肺臓を強健にし、肩や腰、ひいては海浜の砂までも大きくするのである。女たちは、男と同じ仕事をやる。男達は女たちに対して呑気なものだ。――だから、女たちには男性的な処があり、男達には女性的な処がある。この両性の近似は彼らの関係を安らかにする。そしてその生涯の裸体生活を清純に保って行くのだ。……この『野蛮人』間における両性の差異の減少は、その男女達をまるで恋人同士のような親しい友達にし、彼らから罪悪の観念さえもなくして了っているのだ……」

これが頽廃した文明から逃れんとした一ヨーロッパ人が、東洋の孤島で夢みた涅槃だったのである。そしてゴーガンは奇しくも仏陀の教をひそかに憧れているのである。観世音がもつ、あの男でもない女でもない不思議な魅惑を、私は東洋の南方にむすびつけて考えたりした。私もまた文明の汚血よりの恢癒を祈っていたひとりだった故もあろう。救世観音の風貌は、最初こんな風に私の空想を刺戟したのであった。

周知のごとくこのみ仏は、明治時代になってフェノロサによって見出されるまで、数百年の間、全身に白い布をまかれ、秘仏として開扉されずにあった。