일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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やまとこじふうぶつし

大和古寺風物誌

亀井 勝一郎

亀井 勝一郎의 大和古寺風物誌(やまとこじふうぶつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 108,647자 · 215화면

아오조라 문고

大なる悲痛と、それゆえの慈心は、太子の御心から光りのごとく発したのであった。

*

上宮太子の御歌は今日あまり知られていないようであるが、万葉集巻三挽歌のはじめに、上宮聖徳皇子出二遊竹原之井一之時見二竜田山死人一悲傷御作として、次の一首が記載されている。

家に在らば 妹が手枕かむ 草枕 旅に臥せる 此の旅人あはれ

竜田山の死人をみてふとつぶやいた言葉に、おのずから調べが乗ったような御歌である。ただ「妹が手枕かむ」という現世的情感の表現は、太子においては一見めずらしくも思われようが、家庭生活を史について拝するとき、太子もまた古事記から万葉の諸歌にみらるるような鷹揚ないとなみに終始された方であることが了知されよう。死に面して生ま生ましく生の愉悦をふりかえられたところにあの時代の面影がつよく偲ばれる。またそれ故に、死という厳しい運命について深く思索されたことも察せらるる。そういう悲愍の思いを更につよくあらわされた御歌、並びにそれにまつわる一篇の物語が日本書紀に載っている。

級照る 片岡山に 飯に飢て 臥せる 彼の旅人あはれ 親無に 汝生りけめや 剌竹の 君はや無き 飯に飢て 臥せる 彼の旅人あはれ