일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ようちゅう

妖虫

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 妖虫(ようちゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 120,290자 · 239화면

아오조라 문고

のを幸い、殿村未亡人を、そこの家庭教師に世話をして、今日はそのお目見えの日であった。

「アア、殿村さん」

守青年はドアの音に振返って、元気のない声で云った。

「まだ考え事をしていらっしゃるの? いけませんね、そんなにくすぶっていらしっちゃあ」

殿村さんは、気がかりらしく眉を寄せて守の顔を覗き込む。

「どうでした。桜井の家は、お気に入りましたか」

青年は、てれかくしのように、別の事を訊ねた。桜井というのは、今度殿村未亡人が勤めることになった家の名なのだ。

「エエ、大変結構ですわ。それに、お嬢さんがすなおな、それはそれはお美しい方で、……アラ、こんなことあたしが云わなくても、守さんはよく御存知でしたわね。ホホ……、お嬢さんから、よろしくとおっしゃいました」

からかわれて、守青年はドギマギと目のやり場に困った様子であった。少しばかり赤面さえした。すると、彼は桜井のお嬢さんに、ただ妹の学友として知合いである以上に、何かの感情を抱いていたのであろうか。

「でも、あたし、桜井さんへ上ることは止そうかしらと思いますの。実はそれについて、守さんの御意見を伺いに参りましたのよ」