일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ひかげのまち

幻の探偵雑誌5 「探偵文藝」傑作選

松本 泰

松本 泰의 幻の探偵雑誌5 「探偵文藝」傑作選(ひかげのまち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 52,797자 · 107화면

아오조라 문고

林は火曜日の午後五時、所用を帯びて銀行へいった帰途、チープサイドの喫茶店でお茶を飲んでいると、衝立の蔭にエリスともう一人見知らぬ男が席を占めているのを見た。場所柄エリスの来そうもないところなので、林は尠からず不審に思った。二人はヒソヒソと話を続けていた。軈て二人は店を出た。フト見るとエリスと同年輩程の、服装の余り上等でない女が、二人の後を見え隠れに蹤てゆくのであった。林は激しい人込の中で、いつか女を見失って了った。一方エリスは町角からタクシーへ乗った。見知らぬ男は地下鉄道の停車場へ下りていった。今から思えば、仮令エリスと一緒にいたからといって、見ず知らずの男を尾行しようという気を起したのは自分でも不思議であったと林は語った。

それは日暮方であった。その男はK停車場で下車し、パーク旅館へ入った。

男は金ぴかの制服を着た旅館の取次人に冗談口などをいいながら、帳場から自室の鍵を受取って階段を上っていった。

林は取次人の傍へ寄って、

「あれはジェンキンさんじゃアないかね」と如才なく訊ねた。

「エドワードさんですよ」という取次人の言葉をきいて林は家へ帰った。