후리가나로 읽는 일본 고전
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たんていしょうせつのなぞ
探偵小説の「謎」
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 探偵小説の「謎」(たんていしょうせつのなぞ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,820자 · 235화면
逃避の別の例
「大統領探偵小説」の感想が長くなったが、さて次に移る。
逃避の別の例
チェスタートンの短篇(未訳)に、逃避を動機とする奇妙な作品がある。私はこの作を読んだとき強く感銘し、メモのあとに「探偵小説の根本興味はパラドックスなりと感ず。インポシブル興味とはパラドックス(思想の手品)のことなり。」と書きつけている。トリックそのものとは別に、文中のチェスタートン一流の論理が、私にそういう感銘を与えたのである。ところで、その筋というのは、産をなした大詩人が、あらゆるぜいたくと快楽をしつくし、詩人という地位に飽きあきして、全然新しい人間として生れかわることを願望する。そして次のような隠れ簔を案出する。
彼には一人の凡庸な弟があって、その市の場末で雑貨商を営み、何のわずらいもない平和な日々を送っている。天才的詩人にはこの凡庸がうらやましかった。そこで、彼はこの弟に大金を与えて、外国への長旅に出し、自分は弟に変装して(兄弟だから顔は似通っていた)雑貨商の平凡な主人に納まろうというのである。
そこで、二人は相談の上、まず弟がその市に近い海水浴場の脱衣小屋の中で着物を脱ぎすて、裸になって海に入り、遠く離れた淋しい海岸に泳ぎつく。