후리가나로 읽는 일본 고전
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たんていしょうせつのなぞ
探偵小説の「謎」
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 探偵小説の「謎」(たんていしょうせつのなぞ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,820자 · 235화면
16 スリルの説
ようなもので服のホコリを吸いとることが考案されたけれども、もとは、その服をぬがせ、大きな紙袋に入れて、静かに棒切れで叩きつづけ、紙袋の底にたまったホコリを検鏡するという方法が一般に行われていた。日本の警視庁でも近年までこの方法を用いていたようである。「傳令鞭レ絲」の老婆糸争いの裁判は、原理としては、この微視的鑑識法と同じもので、こういう大昔に書かれたものに、早くも微視鑑識の萌芽がみえることは、実に面白いと思う。ちなみに、この物語は南朝の正史「南史本伝」からとったものである。
「棠陰比事」までさかのぼると、法医学と裁判物語と探偵小説とが源を一つにしていることがわかる。実用的には法医、裁判の参考書、娯楽的には探偵小説という形である。こういう形はおそらく東洋独特のもので、西洋には例がないのではないかと思う。
(「自警」昭和二十六年九月号)
16 スリルの説
私が探偵小説におぼれはじめたころの気持を振り返ってみると、理智文学としての、謎々としての、手品文学としての魅力にひきつけられたのはもちろんであったが、そういう論理的な魅力に並行して、ある場合にはそういうものよりも一そう深く、探偵小説ないし犯罪文学に含まれているスリルの魅力に心酔していたことがわかるのである。