후리가나로 읽는 일본 고전
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たんていしょうせつのなぞ
探偵小説の「謎」
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 探偵小説の「謎」(たんていしょうせつのなぞ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,820자 · 235화면
11 探偵小説に現われた犯罪心理
この話も、すでに「意外な犯人」で詳説してあるから参照されたい。
(「宝石」昭和二十五年八―十一月号連載の随筆より抜萃)
11 探偵小説に現われた犯罪心理
探偵小説はその本来の目的が複雑な謎をとく論理の興味にあるため、犯罪者の心理を正面からえがくことはほとんどない。「犯人の意外性」ということが一つの条件となっているほどであるから、犯人は小説の最後までその正体を現わさない。したがって犯人の心理や性格をくわしく描写するいとまがなく、犯人が暴露すれば探偵小説はそこでおしまいになるというのが普通の形である。別のいい方をすれば、探偵小説は犯罪事件を探偵の側からえがく小説であって、探偵の性格は克明に描写されるが、犯人のそれは間接な方法でしかえがかれない。えがかれるのは犯人の人間ではなくて巧妙な犯罪手段なのである。しかしそれにもかかわらず、すぐれた探偵小説には犯罪者の心理と性格とがよく現われている。正面から描写はしないけれども、非常に感銘深く犯罪者の人間が浮き出している場合がある。
巧妙複雑な犯罪をえがいた長篇探偵小説の犯人は多くの場合一種のニヒリストである。宗教上ならびに道徳上の不信仰者である。