후리가나로 읽는 일본 고전
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たんていしょうせつのなぞ
探偵小説の「謎」
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 探偵小説の「謎」(たんていしょうせつのなぞ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,820자 · 235화면
なんという絶望的な恐怖であろう。そして彼は場所もあろうに、雑沓をきわめた往来のまんなかで、恐ろしさにブルブル震えながら、気をうしなうばかりになって、拡声器のようなべら棒な声で、彼自身の罪状を白状してしまい、お巡りさんにとらえられるというお話である。
少しく解釈は違うけれど、ドストエフスキーの「罪と罰」にもこれに類似したスリルが扱われている。ラスコーリニコフが殺人罪をおかして間もなく、彼自身の殺人事件の新聞記事を読まないではいられぬ気持におそわれて、カフェーのようなところへ出かけていく。そこで一杯のコーヒーを命じ、新聞の綴じ込みを借りて、心もうつろにその犯罪記事を読み終るのだが、そうしているあいだに、ふとすぐ前のテーブルに恐ろしい人物が来合せていることを発見する。裁判所の書記官であったか、ザミヨートフという、彼を下手人と疑っているその筋の係官なのだ。二人は挨拶する。ザミヨートフはなにげない体で「何をそんなに熱心に読んでいるのです」とたずねる。するとラスコーリニコフは「それを君はウズウズするほど知りたいのでしょう。教えて上げましょうか。ホラ、こんなにどっさり新聞を借り込んで、僕はいったい何を読んでいたんだと思います」