후리가나로 읽는 일본 고전
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たんていしょうせつのなぞ
探偵小説の「謎」
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 探偵小説の「謎」(たんていしょうせつのなぞ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,820자 · 235화면
氷の短剣
いう。近代の探偵作家にも、氷片を弓で射るトリックを使用した例がある。いずれも痕跡がとけうせるという機智にもとづくものである。
私はかつて、これと同じことが偶然に起り、人命を絶ったという事実談を読んだことがある。たしかカロライン・ウェルズの「探偵小説の技巧」の初版本の方に、何かの犯罪記録から引用してあったのだと思う。夏の日中、繁華街の人道で人が倒れて絶命する。胸に弾痕がある。調べてみても、附近に銃器を所持していたものはない。解剖すると、ふしぎなことに、貫通銃創ではないにもかかわらず、体内に弾丸がない。摩訶不思議の事件として当局を悩ましたが、判明したところによると、それは意外にも氷を積んだトラックのいたずらであった。
氷を満載した一台のトラックが通りすぎ、一個の氷塊を路上へ落として行く。そのあとから重い荷物を積んだトラックが進行して来て、そのタイヤが氷塊の上を通過したために、氷がこなごなになり、鋭い破片の一つが、弾丸のような勢いで人道に飛んで、通行人の体内に喰い入ったというわけであった。
氷の短剣
氷の弾丸についで面白いのは氷の短剣の着想であろう。その最も簡単な方法としては、鋭いきっさきをもつ長い氷片で、人を刺し殺し、氷がとけてしまうまで死体が発見されないようにすれば、たとえ犯人が現場にいても、兇器の不在によって