후리가나로 읽는 일본 고전
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たんていしょうせつのなぞ
探偵小説の「謎」
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 探偵小説の「謎」(たんていしょうせつのなぞ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,820자 · 235화면
非常にふしぎな事件である。そこへ名探偵があらわれ、死体の近くに落ちていたある夏草の花に注意する。それは茎の根元から切り取った生け花らしいもので、夏の炎天にさらされて、すっかりしおれている。探偵はこの花から防暑用の花氷を連想する。そういえば、死体は隣家の三階建ての洋館の裏に倒れていたのである。
もしその三階の窓から、何者かが被害者の頭上めがけて、大きな花氷を投げたとすれば、すべての状況が適合する。花氷は死体が発見されるまでに、炎天のためにとけ去り、その水分もかわいてしまったが、花氷の中の夏草だけが地面に残っていたというわけ。探偵は、この推定にもとづいて、洋館の住人を調べたところ、果して三階の窓から、花氷を投げたものがあったという筋である。
このほか氷を利用した殺人の着想はまだいろいろある。たとえば、凍結した湖水の一カ所に、人間のおちいるほどの穴をあけ、その上にさらに氷が張るのを待って、被害者をスケートにさそい、巧みにその薄氷の上に導いて、過失死と見せかける着想。やはり雪国の事件で、被害者が深夜、坂道の下にうずくまって、しばらく動かないでいるような、特殊の事情を、小説の筋としてこしらえておく。