후리가나로 읽는 일본 고전
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ほうろうき(しょしゅつ)
放浪記(初出)
林 芙美子
林 芙美子의 放浪記(初出)(ほうろうき(しょしゅつ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 103,349자 · 207화면
暮れだ、急行列車だ。
あの窓の風があんなに動いている。能率を上げなくてはと、汚れた壁のボールドには、二十人の女工の色塗りの仕上げ高が、毎日毎日数字になって、まるで天気予報みたいに、私達をおびやかすようになった。
規定の三百五十の仕上げが不足の時は、五銭引き、拾銭引きと、日給袋にぴらぴらケープのような伝票が張られて来る。
「厭んなっちゃうね……。」
女工はまるで、サヽラのように腰を浮かせて、御製作だ。
同じ絵描きでも、これは又あまりにコッケイな、ドミエの漫画ではないか。
「まるで人間を芥だと思ってやがる。」
五時の時計が鳴っても、仕事はドンドン運ばれて来るし、日給袋は中々廻りそうもない。
工場主の小さな子供達を連れて、会計の妻君が、四時頃自動車で出掛けて行ったのを、一番小さいお光ちゃんが、便所の窓から見ていて、女工達に報告すると、芝居だって云ったり、活動だって云ったり。正月の着物でも買いに行ったのだろうと言ったり、手を働らかせながら、女工達の間にはまちまちの論議が噴出した。
七時半。
朝から晩まで働いて、六拾銭の労働の代償、土釜を七輪に掛けて、机の上に茶碗と箸を並べると、つくづく人生とはこんなものかと思った。