후리가나로 읽는 일본 고전
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ほうろうき(しょしゅつ)
放浪記(初出)
林 芙美子
林 芙美子의 放浪記(初出)(ほうろうき(しょしゅつ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 103,349자 · 207화면
」
枕元に石のように座った、此小さい男は、苔のように暗い顔を伏せて私の上にかぶさって来る。
激しい男の息づかいを感じると、私は涙が霧のようにあふれて来た。
今まで、こんなに優さしい言葉を掛けて私を慰さめてくれた男があっただろうか、皆々私を働かせて煙のように捨てゝしまったではないか。
此人と一緒になって、小さな長屋にでも住って、世帯を持とうか、でもあんまり淋しすぎる。十分も顔を合わせていたら、胸がムカムカして来る此小さな男。
「済みませんが、私体具合が悪るいんです、ものを言うのが、おっくうですの、あっちい行ってゝ下さい。」
「当分工場を休んで下さい。その間の事は僕がします。たとえあなたが僕と一緒になってくれなくっても、僕はいゝ気持ちなんです。」
まあ何てチグハグな世の中であろう――。
夜。
米を一升買いに出る。
序手に風呂敷をさげたまゝ逢初橋の夜店を歩く。
剪花屋、ロシヤパン、ドラ焼屋、魚の干物屋、野菜屋、古本屋、久々で見る楽しい路上風景だ。
十二月×日
ヘエ! 街はクリスマスでござんすとよ。
救世軍の慈善鍋も飾り窓の七面鳥も、ブルジョワ新聞も、一勢に街に氾濫して、ビラも広告旗も血まなこになってしまう。