후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 187,841자 · 376화면
信長はかならず乱脈と暗黒に沈んでいる日本全土の人々を甦えらせてみせる。大君の御こころを安んじ奉る日を迎え取ってみせる。なお百世の後の代までも、信長のなしたことが、かならず日本によいことであったという事実を地上にのこしてみせる。……これだけのことを信長がしたら、信長の麾下に討死した白骨どもも、むだに死んだとは悔い嘆くまい」
「殿。……殿。……よくわかりました。蘭丸も決して嘆きません」
山上の闇の森に、ほととぎすが啼きぬいている。幼い者や弱い者には心情をみだされやすい。信長も眼のまえの蘭丸のすがたに、日頃の彼らしくもなくふと感傷にとらわれたが、それは長いあいだではなかった。
「蘭丸。料紙と硯筥を」
「はいッ。……これに置きまする」
「墨をすれ」
筆をとって、信長は一書を認めた。横山城にある木下藤吉郎へ宛てて。
文面はかなりつぶさである。秘封して宿直の者をよび、
「すぐ早打ちをもって」
と、使番へ下げる。
その後また筆を取りあげて、家臣の重なる人々の名を列記していた。城中に住んでいる者と、城下にある者とに限っている。
「これを、勝家の部屋へとどけて参れ。明朝卯の刻までに、これに誌してある者ども一同、評定の間に集まるようにと申し添えて」