일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,320자 · 398화면

아오조라 문고

――現に琵琶湖の往来にさえかなり巨きな船舶はもっている。

けれど、彼が苦しんだのは、船の大や数ではなかった。その機動の生命となる人である。

柴田、佐久間、滝川、その他、羽柴筑前と見まわしても、適任とは思われない。西海の雄藩毛利とはおのずから質がちがう。

折も折。

こういうところへ、彼に接近して来た一人物がある。九鬼嘉隆という贅肉もなく骨じまりの慥乎とした色のくろい男だ。いわゆる潮みがきにかけられた皮膚と生きのいい鰡みたいな眼をもって、

「てまえに仰せつけあるなら、毛利に劣らぬ水軍を組織し、かならず数年のうちにあなたの麾下に加えてみせる」

と、或るとき、信長の前で、信念がなければ決していえないことばをもって、云い断ったのである。

嘉隆は、伊勢の産だとあり、その一子は、鳥羽の城主原監物の聟でもあるというので、信長も相当に礼遇し、その言にもかなり耳をかたむけた。

面がまえもよし、海事の知識にも富んでいる。信長は一見、

――この男、用える。

と、思った。

九鬼右馬允嘉隆は、信長から水軍の建設をいいつかると、鳥羽、熊野などの船大工や、多年海上で動作に馴れた水夫などを糾合して、やがて七艘の大船を作り立て、これを堺の浦へまわして来た。