일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,320자 · 398화면

아오조라 문고

「どうだ、年賀税は。おもしろいことだったろう」

堀久太郎に向って、彼はあとでそう誇った。

久太郎は、初め奉行を命じられた時、かりそめにも天下の覇者右大臣家たるものが、そんな平民的な真似を遊ばしてよいだろうかと案じていたが、民衆の声は、まったく自分の憂いとは反対なものであったので、

「実に、結構な思いつきでした。参賀の人々も生涯の語り草と大よろこびですし、お礼銭のお施しをうけた窮民たちは、うわさを聞きつたえ、これはただの銭と違う、右府信長様のお手にふれたものだ、ただ費やしては勿体ない、これを資にし、来年の正月までには、困らぬようにしよう……左様にみな申しおりますと、役人どもまで歓んでおりました。かような善事は、来年の正月も、また次々の年頭にも、吉例といたしてもよいかと存じまする」

と、口を極めて称えた。

すると信長は、存外、すげなく首を横に振って、

「二度とはいたすまい。窮民どものよろこびも、それに狎れさせたら、それは却って、政を執る者の科となる」

といった。

この正月半ば、森蘭丸は、お使いに派遣されていたが、公務を果して、岐阜の城から帰って来た。

「もどりました」