일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,320자 · 398화면

아오조라 문고

「なに。何ですと?」

「いや、その、前久も右府と共に東海道を上ってもよろしかろうと、念のため、聞きおくわけじゃが」

「近衛。わごりょうなどは、木曾路を廻って帰られたがよかろう。晴々しゅう凱旋する兵とともに、東海道をあるくはおかしかろ。まず、まず、木曾路を上りませ」

云い捨て、さっさと、先へ馬を進め、その日の宿舎へ入ってしまった。

前久はとり残された。ぜひなく彼は柏坂の麓から道をかえて中山道へ廻ったが、このことは、だいぶ旅行中の評判になった。ずっと後に書かれた「三河後風土記」の筆者など、

――信長の粗暴さもあらん

などと記しているが、粗暴だけでいえることばではない。この性格があってこそ頑固な旧態一掃もなし得たのである。しかし、このとき諸将の中にいた明智光秀などは、自分の心事にひきくらべて、近衛前久の立場を、ひどく気のどくに眺めていた。

翌る日は、裾野の本巣湖泊りだった。

「冬のような」

と、信長をはじめ、行軍の将士はみな寒気におののいた。

前に、富嶽を仰ぎ、うしろに湖を見る落葉松林の中にすべて新しい木口の宿殿が建てられてあった。

ここへ着いて、徳川家の将士の出迎えをうけ、本陣内の青畳の上に坐ると、信長はまず、