후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,320자 · 398화면
半兵衛も、御仁慈のおかげをもって、このところ御覧のごとく病も癒え、はやいかなる陣務にも耐え得べしと、自信もできましたれば、おゆるしも待たず、ふたたび帰陣仕りました。――ただならぬ御苦戦の折、しばしなりと、勤めを欠き、何かと御用も怠っておりましたが、向後はお心安く思し召しくださりますように」
いつものように静かな沈重な物腰である。ふいに姿を見た初めにはすぐ病体が案じられたが、こうして話しているうちに、
(まったく快方に向ったものとみえる)
と、秀吉も心のうちでやや安堵を抱いて来た。
一方、黒田官兵衛が、ここへ戻って来たのは、それから三日目であった。――官兵衛は、秀吉に会うと、男泣きに泣いて、
「このたびの難に当って、初めてあなたの真情というものが、真底から相分った。この厚恩は、死ぬまで忘れません」
と、いった。
また、竹中半兵衛に対しては、
「御友情のほど、骨髄に徹するほど、ありがたく思います。お礼のことばもない。ただこの上は、幸いに、なお生きることを得た生命を、あらん限りまで、よく生き用いて、おこたえ仕るしかありません」
と、再三、礼をかさねた。
松寿丸を呼んで、半兵衛が、