후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,320자 · 398화면
と、答えながら、ひたと坐って、互いに手を取り合わんばかりだった。
「案じていたが」
「なんの、このとおりだ」
「――が、よくこそ」
「お身にも、心配をかけたそうな。その段、申しわけない」
「ともあれ、再会を得たのは、まことに天佑、めでたい。半兵衛にとっても、近頃のよろこび」
「いや、御主君や、尊公のお力によるものだ。忘れはおかぬ」
ふたりの歓び合っている様は、傍で見ている眼も熱くなって来るほどだった。――もう改めていうまでもなく、今宵のひとりは伊丹城から脱出して来た黒田官兵衛孝高だったのである。
ところで、最初から沈黙を守っているもう一名の年かさな武士は、ふたりの感激を妨げまいとさし控えているふうだったが、やがて官兵衛孝高にひきあわされて、こう名乗り出た。
「初めてお目にかかる気はいたしませぬ。てまえも羽柴家の一士で、いつも陣中ではおすがたを遠く見ておりました。――が平常はお味方の中にいることも少ない隠密組に籍をおいておりますので、或いはそちらではお覚えがないかも知れませぬ。蜂須賀彦右衛門の甥にあたる者で、渡辺天蔵と申します。以後はお見知りおきのほどを」
半兵衛は、膝を打って、