후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면
すこし離れた天神山にも、先鋒の一部隊が出ているらしい。その日差、天神の山あいを、山陽街道が通っている。
また、毛利輝元の本軍は、福山の半腹に先鋒をおき、そこから西へかけ猿掛城あたりを中心に、後詰をそなえていた。その兵力は約一万余。
さらに。吉川元春の一万騎がある。
これは岩崎山、寺山、長良山などに散開して全軍の羽翼をなし、もっとも敏捷に軽変のふくみを持って備えていた。
「隆景も、元春も、あれへ着いて、今暁この泥湖に対し、どんな感を抱いたやらと、敵ながら思いやられます。さだめし、足ずりして、無念がっておりましょう」
官兵衛がそういって、秀吉の顔を見たとき、秀吉はうしろを振り向いていた。
鳴谷川の工事場から、そこの水奉行たりし者の子息と家来とが、使いとしてここに見え、平伏したまま泣いていた。
「どうした?」
秀吉が訊くと、その一名が、
「今暁、鳴谷川の現場において、お奉行には、申し訳がないと、このとおりお詫びの一通を書き遺し、見事にお腹を召して果てました」
と、いう。
そこの引き込み工事は、二百六十六間の山を切り拓くという難工事だったため、あと五十余間をのこして、遂に、今暁までに間に合わなかったのである。