후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면
「そちの主人、吉川元春どのには、近ごろも健在かな。このたびはまた、馬之山以来の対陣と相成った。筑前がよろしく申しおったと伝えてくれよ」
と、いった。
六蔵は坐り直していた。秀吉の恩に感じて、心から頭を垂れた。
「申し伝えまする」
「それと、毛利どのの帷幕には、参謀を承って、恵瓊という軍僧が出入りしておらるるであろう。安国寺の恵瓊というて」
「はい。おられまする」
「久しゅう会わぬ。あの御房へも、会うた節には、よろしくたのむ」
雨の中を、戸外の人影が立ち去ると、秀吉はすぐ佐柿弥右衛門を室内に顧みて、
「いまの書状は持ったか」
「確とおあずかり申しました」
「大事な機密もしたためてあるし、かたがた、右府様(信長)へ直々お目にかけるもの。途中の変に心してまいれよ」
「ぬかりはございませぬ」
「いま捕われて来た吉川家の臣にせよ、そちに劣らぬ覚悟をもって使いに立ったにちがいない。しかも捕われてかくの如く、清水宗治と吉川元春との意志は手にとるごとく筑前に読みとられてしもうた。くれぐれも、要意のうえに要意をしてゆけよ」
「はいッ……」
「では、大儀だが、すぐ立て」
「おいとまをいただきまする」