일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면

아오조라 문고

「中国へ出陣すれば、またいつの日帰るとも知れぬ。では久しぶりに御内方と共にいただこうか」

と望んだところから、出立を間際にして、急にこういう団欒になったのであった。

光春の夫人は、妻木主計のむすめである。光秀の家庭は子沢山で有名なものだが、光春と夫人の妻木氏のあいだには、八歳になる乙寿丸しかない。

老人としては、叔父の長閑斎光廉がいる。洒落な老人で、ことし六十七になるが、病も知らず、冗談ばかりいって、いまも乙寿丸をそばに置いてからかっていた。

この気さくな老人のみは、始終、にこにこしていて、明智一族の今ぶつかっている暗礁も知らず、春の海をゆく船に老いの余生を託しきって、しかも安心しぬいているような姿なのである。

「賑やかで、もうわが家へ帰ったようなここちがする。老人、この杯を、光忠にやってくれ」

光秀は、二、三献すごしたそれを、手近な光廉入道にわたすと、光廉はそれを、傍らにいる甥の明智次右衛門光忠にわたした。

光忠は八上の城主で、きょうここへ会したばかりである。三人従兄弟のうちではいちばん年下であった。

「ありがたく戴きました」

光秀の前へ進んで、光忠は杯を返した。