후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면
「叔父さん。すこし此方でひかえましょう。誰かまた御門へ入られるようですから」
「春長軒どのじゃろ。供の衆がそう見える」
ふたりは足を止めた。
さっき濠ばたの角では、大勢の見物の中に交じって佇み、尿小路の子やばてれん達が去ると、またぶらぶら濠のふちに沿って、惣門の方へあるいて来た彼の二人の町人であった。
惣門の前には、今所司代の村井長門守(春長軒)が供の者をひかえて佇んでいた。ちょうど内から出て来た貴人の輿に遠慮しているふうだった。間もなく輿、駕籠の行列につづいて、武者ぶりよい男が、二、三頭の鹿毛や葦毛の駒を曳いて出て行った。武者たちは長門守の顔を見ると馬の口輪を片手に、辞儀して通った。
長門守の姿はその混雑が終ってから惣門の内へかくれた。また、それを見届けてから、二人の町人も、遠くからそろそろそこへ向って行った。
もちろん惣門の固めは厳重を極めている。出入する人々のすがたには見られない戦時下の眼光が鎗や長柄とともに光っているのだ。衛士すべて甲冑を帯し、怪しと見ればすぐ大喝して糺す。
「待てっ。どこへ行く」
二人の町人もこれを浴びた。
年上の老人が慇懃に、