후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면
(不肖、一策を持っていますから、部下は多くを要しません。百名か百五十名もつれて参れば充分です)
と、得意になって、その場で秀吉へいったことである。
秀吉は、苦笑をもちながら、ただ頷いた。市松が生意気づいて来たことは彼も充分知っている。また市松が、幕下の若い将校たちのあいだでは、憎まれ出していることも分っている。けれど秀吉は公平に彼の才能と押し強い気性も買っているのである。ただ時折、
(殿とおれの家とは、むかしから親類だった。だから今でも親戚関係だ)
を、ややもすると、鼻にかける気味があるので、その鼻ののびる頃にはヘシ折る必要がある。それだけが困り者と思われる以外、いまではこの男も一かど秀吉麾下の異色であった。
年も虎之助より年上で、ことし二十三、四歳になる。功名を望むこと火よりも旺といっていい。
「腰兵糧はつけたか。いでたちは身軽がいいぞ。絶壁へとりついても、進退の邪げられぬように。――馬。馬は無用だ、みんな徒歩で行く。おれも歩く」
百五十の手勢をならべ、彼は武将として、一場の訓示と、注意とを垂れた。
戦はもうこの中国へ来てから充分に体験ずみである。