후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면
怒るが如く、猛るが如き中に、悲痛哭くが如き絶叫も交じっていた。
町々はまだしずかな朝霧につつまれて眠っていたし、ここにはなお侵すべからざる聖域のあることは、卒伍の端といえど深くわきまえている。
よし、いかなる匹夫下郎にせよ、都といえばすぐ、大君のおわします都、華の都、文化の都――と、あらゆる意味においての平和と伝統への尊敬がその観念のなかに泛び出ずにはいられない。
――行け、本能寺へ。
反き得ない主命に従い、また武門同士の後ろ見できぬ気持に押し押されて、彼ら卒伍の者たちは、いまや自分自分の踏み込み難い観念の一線からまず眼をつぶって踏み越える気もちであった。――わあっという声の中に血をもっているような声のあらしは、そのせつなに、彼の脳膜を半狂態にして捲き揚ったものである。
「なんじゃ?」
「何事かよ?」
愕いて、彼方此方の家で、戸の音も聞えたが、外を見ると、みな首をひそめ、もとのように急いで戸をたててしまった。
こうして七条、四条、三条の各方面から本能寺へひた寄せに押し縮めて来た幾部隊かのなかで、もっともはやく本能寺へ接近したのは、明智左馬介光春、斎藤内蔵助利三などの率いる一軍で、わけて利三のすがたは、その中でもかなり先方に見られて、