일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면

아오조라 문고

であったところからも見のがせないことである。

とはいえ、秀吉の小姓部屋にも、いつか洟たらしは一人もいなくなった。一柳市助の息で一柳四郎の十五というのが最年少であった。蜂須賀彦右衛門の子家政も二十三歳。藤堂高虎が二十七。後の刑部――大谷平馬吉継が十九歳となっている。仙石権兵衛などはすでに三十をこえて、小姓部屋の雛仲間から巣立ち、一方の指揮官として、淡路や四国へ派遣されたりしていた。

思うに、秀吉も充分意識的に、これら子飼の少年をその才能によって、随時適所に、使ってみていることは慥かである。そして、

(これはものになる。これはここに使える)

などその素質を見とどけておき、かたがた、生死の大道場で、朝夕にこれらの次の中堅を孜々錬成の真っ最中であったということもできよう。

「市松、おぬしこそ、陣中も憚らず、何でごろごろ怠けているのか」

問われたことには答えず、虎之助は、具足を着け終ると、こういって、幕の裾をふり向いた。

その幕の隣から福島市松は、腹這いのまま覗きこんで、今なお姿勢もあらためないのである。で、頭から幕をかぶって、頬杖つきながら物をいっているような恰好だった。