후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면
彼は真相をつぶさに語った。
忠勝は何よりも、
「謀叛人は」
と訊ね、明智と聞くと、初めて得心の色を示した。――それならあり得ないことではないという容子で。
しかしその予感も、こう突然、表面の事実にあらわれたとなると、忠勝も驚愕した。さしあたって、いま京都への途中にある自己の進退にも迷った。
「ではお許は、乱と同時に、急いで来たのだな」
「一刻も早くお館のお耳に入れたいとぞんじまして。……右大臣家亡き以上、さしずめ天下は乱脈の相を呈しましょう。それに処するお館の御思慮は重大ですからな」
「よくぞ。よくぞ」
と、忠勝は惜しみなく賞めて、同時に自分もここから引っ返すことに肚をきめた。
彼の主人家康の、ここ数日間の動静はどうかと見ると――月の末(五月二十八日まで)は京都見物に過し、二十九日には堺へ向い、晦日には、堺奉行所の公式の饗応に招かれたり、また松井友閑の案内で、遊覧などに送っている。
明けて六月一日も堺泊り。
その朝は、今井宗及の宅で、朝茶の招きがあり、種々の名器など見て、午すぎの半日は諸所の寺院など見てまわった。
その晩、家康は、
(右府様にも、そろそろ御上洛ある頃。