후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면
そして彼は今や、この世へ「人」として生れ出た意義の無限大を覚えるとともに、生きている日々が、楽しくてならない「時」と「年頃」に到っていた。
だから彼が放つ声は、
――やあ。やってるな。
という何でもないことばでも、将士の心をして愉快にさせた。辛くても、喰わないでも、彼とともに暮す日を最大のよろこびに思わせた。
そのくせ、彼の顔は決してにこにこものではない。石井山の本陣にあっても、なかなか十日に一ぺんの湯浴みもできず、皮膚は五年越しの戦場焦けにくすぶり、赤っぽい髯はとかくもじゃもじゃたまりがちであった。
いま敵の高松城へは水攻めの計をまったく施し終って、信長の西下を待つのみとなっているものの、長良川の一水をへだてた日差山その他には、毛利の吉川、小早川軍の三万余が近々と孤城の援けに来ているのである。――それらの山地にある対峙中の敵陣からは、秀吉が陣廻りに歩いている傘や馬印も、陽の晴れ間には、よく見えるはずであった。
彼の列はやがて石井山の麓へ来ていた。龍王山から移って後、本陣はこの上の持宝院に置かれてあった。
「お帰りあそばされませ」
一ノ木戸に迎える者、山内猪右衛門一豊であった。