후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면
なぜ、先行きの大利を考えん。商売として立っても男児の仕事は大いにあろうが、十間間口を五十間に広げ、三戸前の土蔵を百棟の土蔵に増してみたところで知れたものではないか。一国一城の主となるのとは大へん趣がちがう。働きがいがちがう。男と生れた生涯の幅もちがうが、どうだな」
「もとよりその辺はよく分っておりますが」
「当座の禄も、喰えぬほどな微禄は与えぬ。古参並に扱ってやろう。戦場の往来が不得手ならば、筑前のうしろに控えて、帳面算盤を持っておるもよろしい。軍のうちには汝のような才能も必要なのだ。いや、とかく麾下のさむらいどもは、陣頭へ出て、華々と生死の中をくぐりたがってのみいてこまる。糧米や軍需の数字を按じ、帷幕の蔭に経営の苦心をするなどはさむらいの潔しとする仕事でないようにみな嫌っていかん。というて、それに不適な才能をむりに持って来ても、これは当人の天性をつかいころすことになるからな。そこでそちのような人間も、大いに重用され得る理由が生じてくる」
「殿。……御返辞申しあげまする。てまえのような者でも、お用いいただければ、お役に立ちそうに思われて来ました。御奉公することにいたしましょう。