후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면
同時に、うしろにいた吉田六郎太夫も、千原九右衛門も太刀を払って、抜打ちに、他の三名を鮮血の中に打ち果していた。
黒田官兵衛、千原九右衛門、吉田六郎太夫、こう三人が手分けして、電瞬に、五名を斬ったわけになる。
その迅さと、意外とに打たれて、数千の人夫は、墓場の草のようにひそとしてしまった。
それまでの横着そうな面がまえも、不平の声も、反抗的な眼つきも、一瞬に拭き消されて、ただ土色の無数な顔が、胆を失ったようにむらがっているに過ぎなかった。
五ツの死骸を地上におきながら、官兵衛、九右衛門、六郎太夫は、なお雫する血がたなを手にさげたまま、それらの無数な頭の上を無気味な眼でながめていた。
「――改めて、一同へいうが」
と、やがて官兵衛はありったけな声を張って告げた。
「おまえたちの名代、五名の者は、いまこれへ呼んで、その云い分なるものを聞いてつかわした。そしてかくのごとく明瞭な返辞を与えたわけである。――が、まだほかに申し分もあろう。これへ出て云いたいものを抱いておる輩もあるに相違ない。――次には、誰だ。われこそ、一同を代表して、何かいおうと思うものは、いまのうちに出て来るがいい」