후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅんちゅう
春昼・春昼後刻
泉 鏡花
泉 鏡花의 春昼・春昼後刻(しゅんちゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,079자 · 102화면
二十一
トいうのが、手に取るように、囃の音が聞えたからで。
直きその谷間の村あたりで、騒いでいるように、トントンと山腹へ響いたと申すのでありますから、ちょっと裏山へ廻りさえすれば、足許に瞰下ろされますような勘定であったので。客人は、高い処から見物をなさる気でござった。
入り口はまだ月のたよりがございます。樹の下を、草を分けて参りますと、処々窓のように山が切れて、其処から、松葉掻、枝拾い、じねんじょ穿が谷へさして通行する、下の村へ続いた路のある処が、あっちこっちにいくらもございます。
それへ出ると、何処でも広々と見えますので、最初左の浜庇、今度は右の茅の屋根と、二、三箇処、その切目へ出て、覗いたが、何処にも、祭礼らしい処はない。海は明く、谷は煙って。」
二十一
「けれども、その囃子の音は、草一叢、樹立一畝出さえすれば、直き見えそうに聞えますので。二足が三足、五足が十足になって段々深く入るほど――此処まで来たのに見ないで帰るも残惜い気もする上に、何んだか、旧へ帰るより、前へ出る方が路も明いかと思われて、些と急足になると、路も大分上りになって、ぐいと伸上るように、思い切って真暗な中を、草をって、身を退いて高い処へ。