후리가나로 읽는 일본 고전
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あさかのみやでんかにじしてみなみアルプスのたび
朝香宮殿下に侍して南アルプスの旅
木暮 理太郎
木暮 理太郎의 朝香宮殿下に侍して南アルプスの旅(あさかのみやでんかにじしてみなみアルプスのたび)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,765자 · 26화면
と私に話された。殿下は「石塚が七時間は懸るというたので、如何かと思ったが、案外成績がよかった」とお喜びになり、一同をお犒いになって、頂上から少し西に寄った草原にお腰をおろされ、二十分許りお休みになった。
これから足場の悪い岩の痩尾根を辿って、甲信駿三国の境に近いあたりから、野呂川の谷を驀地に下り始めた。此処は殆ど原形を存していないが、元来一のカールであったことは、周囲の有様から察することが出来る。下るに従って谷は傾斜を増し、小さい瀑なども幾つか現れる。一時間も下ると、谷一杯に拡った雪渓が五、六町も続いていた。大きな岳樺や白檜などが折れたり、根ぐるみ引抜かれたりして、雪に埋まっている。大雪崩の押した場所であろう。古い鉄砲の跡に出る、其下手の広い河原に天幕が行儀よくピンと張られていた。蓬を刈払って厚く下敷にしてあるので、ふくふくしている。焚火の周りには尺に近い十数尾の岩魚が串にさして立ててある。水に不自由がないので、顔や手足を洗ったり、体を拭いたりして、久振りで好い気持になった。
殿下は今日の行程は、変化に富んで頗る愉快であったとお話しになり、一行は殿下の御健脚に全く驚嘆してしまった。