후리가나로 읽는 일본 고전
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ほんしゅうおうだん かんしゃくとほりょこう
本州横断 癇癪徒歩旅行
押川 春浪
押川 春浪의 本州横断 癇癪徒歩旅行(ほんしゅうおうだん かんしゃくとほりょこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,749자 · 45화면
ここでもまたまた雲巌寺へ何里あると問えば、
「そうさね、一里には近かろう」との答えだ。
「善哉! 善哉! この爺さん達はエライよ」と、一同はホッと一息。時刻は正午間近なので、朝飯の不足に腹が減って堪らず、ここは掛茶家ではないが、一同は御免候えと腰を下し、何か食う物は無いかと聴くと、何も食う物は無いが、焼酎に漬物位なら有るという。
「焼酎でも結構結構」と、焼酎五、六合に胡瓜の漬物を出して貰い、まだ一缶残っておった牛肉の缶詰を切って、上戸は焼酎をグビリグビリ、下戸は仕方がないので、牛肉ムシャムシャ、胡瓜パクパク。漬物は五、六杯お代りをすれば、もう一家中にあるだけ尽く平げてしまったので、今度は生の胡瓜に塩をつけて丸噛り。減腹に焼酎を呷った連中はフラフラして来る。吾輩も白状すれば大いに参った。
何しろ重い荷物を引担いで山道は迷う、炎天には照りつけられる、その上昨夜の睡眠不足も手伝って、一行は足の重きこと夥しく、些か意気消沈の気味にも見えるので、こんな事ではいかん、反対療法に如くは無しと、その実吾輩も大いに凹垂れているくせに、
「ここから雲巌寺まで約一里、クロスカンツリーレースを行ろうではないか」