후리가나로 읽는 일본 고전
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ほんしゅうおうだん かんしゃくとほりょこう
本州横断 癇癪徒歩旅行
押川 春浪
押川 春浪의 本州横断 癇癪徒歩旅行(ほんしゅうおうだん かんしゃくとほりょこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,749자 · 45화면
(一八)焼酎の御馳走
禅宗の問答ではないが分からぬ事限りなし。初め雲巌寺まで二里と聴いた水車小屋からは、二里は愚か無駄足をして既に四、五里は来たのに、この先まだ二里半あるとはガッカリガッカリ。孔明の縮地の法という事は聞いているが、この辺に伸地の魔法でも使う坊主でもいるのではあるまいかと、一同は俄かに疲労を感じてきた足を引摺り引摺り、更に半里ほど歩んで、路傍の農家にチョン髷の猿のような顔をした老爺が立っていたので、またしても懲り性なく、
「雲巌寺まで何里だ」と問うと、
「二里半だ」と相変らずである。これでは歩いているのだか、ツクネンと立っているのだかさっぱり分からぬ。
「いくら歩いたって駄目だ。まだ二里半あるなどと、そんな馬鹿な事があるものか。道を近くいう奴は可愛らしいが、遠くいう奴は憎らしい。あの老爺の面も癪に触るではないか」と、老爺どのとんだお憎みを受けたものだ。蓋し足の重くなった旅行家の真情を暴露したものだ。
(一八)焼酎の御馳走
一行は多少ヤケ気味に、それよりはブラリブラリと牛の歩み宜しく、またもや一里あまり進んで、南方村という寒村に来掛かれば、路傍の開放されたる一軒家では、褌一本の村の爺さん達四、五人集って、頻りに白馬か何か飲んでいる。