후리가나로 읽는 일본 고전
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ほんしゅうおうだん かんしゃくとほりょこう
本州横断 癇癪徒歩旅行
押川 春浪
押川 春浪의 本州横断 癇癪徒歩旅行(ほんしゅうおうだん かんしゃくとほりょこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,749자 · 45화면
(九)弱い剛力
(九)弱い剛力
翌日午前六時大子駅出発。これから八里の山道を登って、今夜は海抜三千三百三十三尺、八溝山の絶頂に露営する積りである。そこで剛力を二人雇い、写真器械だの、天幕だの二日分の糧食だけを背負わせたところ、重い重いと頗る不平顔。
「ナァニ、こんな物が重いものか」と、追い立てるようにして出発したが、その遅いこと牛の歩行も宜しくである。仕方がないから一同その荷物の幾分を分担したが、それでもなかなか速くは歩かぬ。ことに若い方の剛力は懦弱極まる奴で、歩きながら無精な事ばかりいっている。剛力でない、弱力と呼んだ方が適当だろう。
「こんな奴はズット先へ遣っておいた方がよかろう」というので、二、三里先へ行って待っていろと命令して先発させ、一行は或は山水の奇勝を写真に撮り、或いはゆるゆる写生などをし、もう牛的剛力も余程遠くへ行っているだろうと思い、急足に半里ばかりも進んでみると、剛力先生泰然自若と茶屋に腰打ち掛け、贅沢にも半腐りの玉ラムネなんか飲んでござる。癪に触って堪らぬ。ホイホイ背後から追い追い立て、約二里ばかり進めば、八溝川の上流、過般の出水の為に橋が落ちている。