일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ほんじょりょうごく

本所両国

芥川 竜之介

芥川 竜之介의 本所両国(ほんじょりょうごく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,005자 · 43화면

아오조라 문고

乗り継ぎ「一銭蒸汽」

僕等はやむを得ず船ばたに立ち、薄日の光に照らされた両岸の景色を見て行くことにした。尤も船ばたに立っていたのは僕等二人に限った訳ではない。僕等の前にも夏外套を着た、あご髯の長い老人さえやはり船ばたに立っていたのである。

川蒸汽は静かに動き出した。すると大勢の客の中に忽ち「毎度御やかましうございますが」と甲高い声を出しはじめたのは絵葉書や雑誌を売る商人である。これもまた昔に変っていない。若し少しでも変っているとすれば、「何ごとも活動ばやりの世の中でございますから」などという言葉をはさんでいることであろう。僕はまだ小学時代からこういう商人の売っているものを一度も買った覚えはない。が、天窓越しにかれの姿を見おろし、ふと僕の小学時代に伯母と一しょに川蒸汽に乗ったときのことを思い出した。

乗り継ぎ「一銭蒸汽」

僕等はその時にどこへ行ったのか、兎に角伯母だけは長命寺の桜餅を一籠膝にしていた。すると男女の客が二人僕等の顔を尻目にかけながら、「何か匂いますね」「うん、糞臭いな」などと話しはじめた。長命寺の桜餅を糞臭いとは――僕は未だに生意気にもこの二人を田舎者めと軽蔑したことを覚えている。