후리가나로 읽는 일본 고전
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とうきょうじんのだらくじだい
東京人の堕落時代
杉山 萠円
杉山 萠円의 東京人の堕落時代(とうきょうじんのだらくじだい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 123,226자 · 247화면
恐ろしい看護婦
最近の神経痛は痛くとも何ともなくて、かかり易くてなおり易く、おまけに見分けが付かないという。便利な病気もあればあるものである。
但、これ等は、東京人の堕落時代に乗じて今更流行り出した病気とは云えないかも知れぬが――。
恐ろしい看護婦
私立病院の看護婦に醜業婦同様のものが居る事は古めかしい話である。嘘か本当か知らぬが、看護婦に美人の多い病院は繁昌するという。又、病院の種類に依って、美人を必要としない病院もあるという。さもありそうな事である。
尚、これも余談ではあるが、こんな話を聞いた。
東京の女が如何に堕落しても、又はどんなに凄腕になっても、看護婦のそれ程深刻にはなり得ないであろう。言葉を換ゆれば、東京の婦人の第二職業で、看護婦程恐ろしい度胸を要するものはないであろうという。
看護婦さんは自分の手にかけた患者が死ぬとお悔みに行かねばならぬ。お手当によっては会葬もせねばならぬ。それが当り前に手にかけて当り前に殺したのならば何でもないが、何でもあるのに平気で遺族の前に行って、平気で涙をこぼさねばならぬ。これが普通の第二職業婦人には滅多に必要のない芸当で、この点だけは如何なる阿婆摺れでも看護婦さんの平気さに舌を捲くそうである。