일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

やなぎばしものがたり

柳橋物語

山本 周五郎

山本 周五郎의 柳橋物語(やなぎばしものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 104,300자 · 202화면

아오조라 문고

なにかしていてもふと庄吉のことを考えている。蒼ざめた顔や、思いつめたきみの悪いような眼や、おずおずした、けれど真実のこもった囁き声などを、繰り返し繰り返し考え耽っているような日が。……その次には旅のかなたが気になりだした。もうどのくらい行ったろう、箱根はぶじに越したろうか、馴れない土地は水にあたり易いという、病みつくようなことはないかしらん、そして、よく人の話に聞く道中の恐ろしい出来事や、思いがけない災難があれこれと想像されて、ぞっと寒くなるようなことも度たびだった。こういうことが半月ほど続いたあと、少しずつ気持がおちついてくるとおせんは庄吉と幸太とのかかわり、かれらと自分との繋がりを思い返した。

茅町二丁目の中通りに杉田屋巳之吉という頭梁が住んでいる、家にいる職人だけでも十人ほどあり、多く武家屋敷へ出入りをする名の売れた大工だった。おせんの家は元その隣りで髪結い床をやっていた。父の茂七は彼女が十二のとき死んだが、口の重い、癇の強い性質で、あいそというものがまったく無いため、よく知っている者のほかは余り客も来なかった。また母は病身で月のうち十日は寝たり起きたりのありさまだったから、家の中はいつも、鬱陶しく沈んだ空気に包まれ、いつもどこかに溜息が聞えるという風だった。