후리가나로 읽는 일본 고전
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しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
牧野 富太郎의 植物記(しょくぶつき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 165,848자 · 327화면
我が日本の松にはいろいろの種類がありますが、まず最も普通なものは赤松と黒松とです。赤松は一に雌※松、黒松は雄※松といいます。これは我が邦の特産で支那にはありません。支那の松は全く別種です。赤松はどこでも山や野に見られますが黒松は主に海岸方面に生えています。
幸に優れたこの二つの松があるので我が日本の景色がとても優れて見えるのであります。もしもこの二つの大関が無かったならば非常に物足りない景色となるのは必然です。すなわち景色から言っても疑いもなくこれは王様なんです。この二つの松を昔から門松にする事は誠に意義の深いもので、この美風は何時までも続かさねばならんと私は思っています。
竹は松と同じくその色を換えぬ葉と稈とが芽出度いものとなっています。松は千歳を契るもの、竹は万代を契るものといわれています。これはすなわちその葉と稈とを賞讃したものです。
竹といっても中々沢山な種類がありますが、まずその中で淡竹と苦竹とが大関です。これがすなわち昔、呉竹といったものです。呉とは元と朝鮮の方の名ですけれども、ここでは支那を指しています。つまり支那から渡った竹を意味します。