일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しょくぶつき

植物記

牧野 富太郎

牧野 富太郎의 植物記(しょくぶつき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 165,848자 · 327화면

아오조라 문고

科学の郷土を築く

学問の環境に育つ

郷土へ新しき知識を

私の郷里は、高知県高岡郡佐川町ですが、そこは、藩主山内侯の特別待遇をうけていた国老深尾家が治めていた処で、士族の多い市街だったのです。

街には「名教館」という学校があって孔孟の教が教えられ、算数の学が講ぜられなどして、学問も随分盛でした。当時高知についでの学問地だったのです。

でもその時代は士族とか町人とかの区別が厳しく残っていて、学問は主に士族の間にのみ盛でした。そして、田中光顕伯、土方寧博士、広井勇博士などの名士を送り出しました。

私は酒屋の子供だったのですが、こうした学問の環境中に育って来たのです。そして、時勢は次第に学問の必要を理解するようになった。学問を士族の特権と考えるような時代は過ぎ去りました。

郷土へ新しき知識を

私は二十代の頃世の中の進歩開化のためには、どうしても科学を盛んにしなければならぬと痛感して、私が先に立って郷里に「理学会」をつくり、郷土の学生を集めて講演をしたり、蒐集した書籍を提供したりして郷土民の啓蒙に努力しました。こうしたいろいろの方面に関係して行くうち雑誌創刊の必要に迫られて「格致雑誌」をつくりました。勿論その時分は郷里に印刷機もありません。