일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しょくぶつき

植物記

牧野 富太郎

牧野 富太郎의 植物記(しょくぶつき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 165,848자 · 327화면

아오조라 문고

しかし何分東京より遠い九州の事であるので、思うに任せずこれまでその希望が達せられなかった憾みがあった。

ところが今回、かねてあこがれていた梅の野生地を実地に見る事を得て、始めてその状況が判明し、年来の切望を果す事が出来た。

私は昭和十五年十月十八日東京を立って、かねて招きにあずかっていた広島文理科大学へ学生の実地指導と講義とに出掛けた。それが済むと、同月三十一日宇品港から出航して、その翌日すなわち十一月一日早暁に豊後の大分市に上陸した。

同地では大分県教育会が主となり、同国の臼杵町、佐伯町を中心として四日間植物の採集会が催されたので、ヘツカニガキの大木ある四浦村久保泊にも行き、またショウベンノキ、モクタチバナ、ヒゼンマユミ、スナゴショウ、クルマバアカネ、イワガネなどのある津久見島へも行った。

上の四日の内の十一月三日に梅の野生をヴィジットすべく赴いた。すなわちその目的地は豊後南海部郡因尾村の地内であって、そこは佐伯町から稍南よりの西方七里程も奥の地点で井ノ内谷という処である。ここは左右は山で、一条の渓流が山間の奥から流れ出で、入口の辺はその流れの附近にボツボツ農家が点在しているが、奥の方へ到るに従い人家は無くなる。