후리가나로 읽는 일본 고전
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ひとうとうこうき
比島投降記
石川 欣一
石川 欣一의 比島投降記(ひとうとうこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 68,333자 · 134화면
それは焔が飯盒の上の方にまで達した方が飯がよく出来るからだというと、だって、ライスをクックするのは熱であって、焔ではないじゃないかとのこと。事実その通りで、炭火はおろか電気コンロだって飯盒飯はうまくたける。しかし長い間の習慣で、どうも赤い焔がメラメラしていないと、飯がたけぬような気がするものらしい。
この鉄板問答がいい例だが、初めて日本人に接触した米兵の多くは、色々と妙なことを見聞し、日本人が自分達と違ったことをやるのを不思議に思いはしても、習慣の相違ということを考慮に入れる度量を持っている。もちろんそれが西洋式の便所の上に泥靴のままであがるとか、どこでもかまわず残飯を棄てるとかいうようなこと――事実それが時として行われ、ラロでもT中尉以下の常備使役兵や僕等などは、何度も注意したが――であれば、即座に禁止するが、そうでない場合には「何故こんなことするのだろう」と、一応は問いただした上で、何とか行動をとる。
ラロでの僕の仕事は主としてタッギングであった。ある日アパリで用事があるから来いという命令で、十一時ごろジープに乗って出かけた。途中一人の老女が竹竿に太刀魚をかけて乾物をつくっていたが、その生乾きの具合がいかにもうまそうなので、米国給与のものすごい御馳走になっていはしたものの、黄金色の沢庵やパリパリする