후리가나로 읽는 일본 고전
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ひとうとうこうき
比島投降記
石川 欣一
石川 欣一의 比島投降記(ひとうとうこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 68,333자 · 134화면
Hは床やさんである。海岸の病院で、あまりに頭の毛の伸びた者やすごい鬚面が多かったので、特にラロの仮収容所から呼びよせた。米国の兵隊は身ぎれいにしている。鬚なども丁寧に剃っている。実は僕自身も、二十数年間来、毎朝鬚を剃る習慣であったが、逃避行の間に乃木大将みたいに鬚が生え、収容所でもその癖がついて、剃刀(安全剃刀は持っていても差支えなかった)を使うことが、ひどく億劫になってしまった。ある時、三日ばかりも鬚をそらずにいたら、G中尉に注意された。「身体的清潔の手本にならねばならぬ君がそれでは困る」といわれ、早速H君に剃って貰い、その後は出来るだけ、身ぎれいにするようにした。タオルや手拭を首にまいたり、鉢巻をしたり腰にぶら下げたりすることもやめるようにしたし、服なども出来るだけ修理するように、お互に注意した。これは病院だけの話ではなく、仮収容所全般を通じてのことである。
というのが、海岸から移って行った仮収容所の、一般PWの方は、その後転任になったが、DというS大学出身の中尉が長をしており、病院の方は、すでに御承知の通り、G中尉が長だった。そして一般ストケードに兵隊さんの通訳が二人、病院の通訳は僕だったが、年齢の関係か、僕に両方ひっくるめての首席通訳になれといわれ、単に通訳であるよりも、一種の総支配人みたいに