일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じろきちこうし

治郎吉格子 名作短編集(一)

吉川 英治

吉川 英治의 治郎吉格子 名作短編集(一)(じろきちこうし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 178,609자 · 362화면

아오조라 문고

――騒ぎの起った日には老父が不面目を家中に恥じて腹を切り、半月目には、妊娠した妹の死骸が、袈裟がけにされて吉野川のふちに浮いて出た。

「目先の見えぬやつだ。人にもよりけり、あの執念ぶかい、ねばりづよい、神経質な三五兵衛のうらみを買って、色魔の賛之丞め、半年とこの世に生きてはいられまい」

三五兵衛が旅へ立った時、それ出たぞというように、和歌山の者は言い合った。

――ところが、今年で四、五年になるが、まだ村上は生きている。尤も、その間には、三五兵衛の影がさす所、さす所から転々と居所をかえて来てはいるが。

「まだ、まだ。こんなことではおれの復讐心は満足しない。討たないぞ、討たないぞ。おのれ賛之丞、討ってくれと泣いて頼んで来てもまだ討たぬぞ」

人とは、三五兵衛の考えは違っていた。

老笛師平六の肩入れなども、実はまるで見当ちがいなもので、三五兵衛の心を知らない力みかたであった。だが、甲府にいるのも工合がわるいし、餞別までうけたので、彼は、彼への義理みたいに、仇のいるこの小篠へ足を向けて来たのだった。

で――白い星が見えだしたので、三五兵衛は、少し足を早めかけたが、しばらく行くと、