후리가나로 읽는 일본 고전
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うきぐも
浮雲
二葉亭 四迷
二葉亭 四迷의 浮雲(うきぐも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,980자 · 222화면
そして退いて能く視れば、尚お何物だか冷淡の中に在ッて朦朧として見透かされる。
文三ホッと精を尽かした。今はもう進んで穿鑿する気力も竭き勇気も沮んだ。乃ち眼を閉じ頭顱を抱えて其処へ横に倒れたまま、五官を馬鹿にし七情の守を解いて、是非も曲直も栄辱も窮達も叔母もお勢も我の吾たるをも何もかも忘れてしまって、一瞬時なりともこの苦悩この煩悶を解脱れようと力め、良暫らくの間というものは身動もせず息気をも吐かず死人の如くに成っていたが、倏忽勃然と跳起きて、
「もしや本田に……」
ト言い懸けて敢て言い詰めず、宛然何か捜索でもするように愕然として四辺を環視した。
それにしてもこの疑念は何処から生じたもので有ろう。天より降ッたか地より沸いたか、抑もまた文三の僻みから出た蜃楼海市か、忽然として生じて思わずして来り、恍々惚々としてその来所を知るに由しなしといえど、何にもせよ、あれ程までに足掻きつきつして穿鑿しても解らなかった所謂冷淡中の一物を、今訳もなく造作もなくツイチョット突留めたらしい心持がして、文三覚えず身の毛が弥立ッた。
とは云うものの心持は未だ事実でない。事実から出た心持で無ければウカとは信を措き難い。