후리가나로 읽는 일본 고전
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うきぐも
浮雲
二葉亭 四迷
二葉亭 四迷의 浮雲(うきぐも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,980자 · 222화면
耳を借していては際限もなし、そのうちにはまた睡気がさしそうになる、から、ちと談話の仲間入りをしてみようとは思うが、一人が口を箝めば、一人が舌を揮い、喋々として両つの口が結ばるという事が無ければ、嘴しを容れたいにも、更にその間隙が見附からない。その見附からない間隙を漸やく見附けて、此処ぞと思えば、さて肝心のいうことが見附からず迷つくうちにはや人に取られてしまう。経験が知識を生んで、今度はいうべき事も予て用意して、じれッたそうに挿頭で髪を掻きながら、漸くの思で間隙を見附け、「公債は今幾何なの?」と嘴を挿さんでみれば、さて我ながら唐突千万! 無理では無いが、昇も、母親も、胆を潰して顔を視合わせて、大笑に笑い出す。――今のは半襟の間違いだろう。――なに、人形の首だッさ。――違えねえ。またしても口を揃えて高笑い。――あんまりだから、いい! とお勢は膨れる。けれど、膨れたとて、機嫌を取られれば、それだけ畢竟安目にされる道理。どうしても、こうしても、敵わない。
お勢はこの事を不平に思ッて、或は口を聞かぬと云い、或は絶交すると云ッて、恐喝してみたが、昇は一向平気なもの、なかなかそんな甘手ではいかん。