일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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うきぐも

浮雲

二葉亭 四迷

二葉亭 四迷의 浮雲(うきぐも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,980자 · 222화면

아오조라 문고

心地がした。人一人殖えた事ゆえ、これはさもあるべき事ながら、唯怪しむ可きはお勢と席を同した時の文三の感情で、何時も可笑しく気が改まり、円めていた脊を引伸して頸を据え、異う済して変に片付る。魂が裳抜れば一心に主とする所なく、居廻りに在る程のもの悉く薄烟に包れて虚有縹緲の中に漂い、有るかと思えばあり、無いかと想えばない中に、唯一物ばかりは見ないでも見えるが、この感情は未だ何とも名け難い。夏の初より頼まれてお勢に英語を教授するように成ッてから、文三も些しく打解け出して、折節は日本婦人の有様、束髪の利害、さては男女交際の得失などを論ずるように成ると、不思議や今まで文三を男臭いとも思わず太平楽を並べ大風呂敷を拡げていたお勢が、文三の前では何時からともなく口数を聞かなく成ッて、何処ともなく落着て、優しく女性らしく成ッたように見えた。或一日、お勢の何時になく眼鏡を外して頸巾を取ッているを怪んで文三が尋ぬれば、「それでも貴君が、健康な者には却て害になると仰ッたものヲ」トいう。文三は覚えずも莞然、「それは至極好い事だ」ト言ッてまた莞然。

お勢の落着たに引替え、文三は何かそわそわし出して、出勤して事務を執りながらもお勢の事を思い続けに思い、退省の時刻を待詫びる。